
こんにちは。
甲賀市信楽町で新築・注文住宅を行っています、㈱森工務店で
一級建築士兼大工をしている森昌智です。
今日お話ししたいのは、断熱材についてです。
断熱材の種類
断熱材にはグラスウール、ロックウール、セルロースファイバー、吹付断熱など
いろいろ種類はあります。

リフォームでやリノベーションでは
グラスウール、もしくはウレタンフォームの吹付で断熱を行うことが多いです。
断熱材にはどれもメリットとデメリットがあります。
以前にリノベーションを行ったお家では、
密度の高いグラスウールで断熱を行いました。
グラスウール


グラスウールの断熱材は施工精度にすごく左右されるな。と改めて感じています。
グラスウールの
メリットは、安価で燃えにくい。
デメリットは湿気対策が必要。
壁の中に水分が入っていくと壁の中で結露を生み、最終的には木を腐らせ
お家の躯体にまで影響を及ぼします。
また、カビも発生させるため健康被害にも繋がっていきます。
私たち施工する側の意識がすごく問われます。
なので、施工をしっかり行い隅々までグラスウールを充填し、
壁の室内側で湿気が通らないようにすれば性能は保たれるので
いかに時間をかけて施工するかが重要です。
吹き付け断熱

吹付け断熱は、ウレタンフォームを隅々まで吹き付けるものです。
メリットは、グラスウールとは違い、筋交いが入っている場所も隅々まで吹き付けることができます。
デメリットは、ウレタンフォーム自体は水分を吸収します。
なので、グラスウール同様に室内側に湿気が通らないように施工することが大切です。
硬質ウレタンフォーム

弊社の新築住宅は、硬質ウレタンフォームを使用しています。

メリットは、硬質ウレタンフォームは密度があり、水を含まない性質で
断熱材自体が工場製品なので、施工精度に関係なく一定して高品質のお家が出来上がります。
デメリットは、高価だということです。
新築住宅では、最低でも30年以上、壁の中に結露がない状態にしておかないと
いけないと思います。
なので、私たちが新築住宅で採用している断熱材は高価にはなりますが
自信を持って採用しています。
お家づくりを考えていらっしゃる方は、断熱材についても色々調べていただくことが
大切かと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。