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断熱材について考える ―メリットとデメリット―

こんにちは

甲賀市信楽町で昭和18年から地元密着で80年の工務店

森工務店 代表 建築士兼大工 森昌智です。

 

今日は大工目線での家の断熱で欠かせない断熱材のメリットとデメリットお話しします。

断熱材の種類は

・グラスウール

 ガラスを高温で溶かし細い繊維にして綿状にしたものです。

・ロックウール

 高炉スラグを高温で溶かし、遠心力で吹き飛ばすことで繊維状になった人造鉱物繊維のことをいいます。

 引用:日本ロックウール株式会社

・セルロースファイバー

 新聞紙を原料とした断熱材です。

・吹付断熱

 ウレタンフォームを発泡させたスポンジ状の断熱材です。

・スーパーウォールパネル

 硬質ウレタンフォームを圧縮した断熱材です。

 

各断熱材のメリットデメリット

・グラスウール

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メリットは、安価で燃えにくい。

デメリットは、湿気対策が必要。壁の中に水分が入っていくと壁の中で内部結露を起こします。

最終的には木を腐らせお家の躯体にまで影響を及ぼします。内部結露を起こすことでカビも発生させ健康被害にも繋がっていきます。

なので、私たち大工の意識と施工力が問われます。グラスウールは施工精度によってお家の将来が左右されるなと改めて感じます。

甲賀市|信楽町|森工務店|断熱材について

施工をしっかり行い隅々までグラスウールを充填し、壁の室内側で湿気が通らないようにすれば性能は保たれるのでいかに時間をかけて施工するかが重要です。

 

・吹付け断熱

ウレタンフォームを隅々まで吹付けるものです。

メリットは、グラスウールと違い筋交いが入っている場所も隅々まで吹付けることができます。

デメリットは、ウレタンフォーム自体は水分を吸収します。なので、グラスウール同様に室内側に湿気が通らないように施工することが大切です。

 

・スーパーウォールパネル

弊社の新築住宅の断熱材は、このスーパーウォールパネルを採用しています。

メリットは、硬質ウレタンフォームは密度があり水を含まない性質で、内部結露35年保証がつきます。断熱材でありパネルなので耐震性も高まります。

パネルなので施工ムラもなくきちんと高気密高断熱が取れる断熱材なので、弊社も自信を持ってご提案している断熱材です。

デメリットは、高価だということです。

 

まとめ

お家の断熱は施工後は見えない部分となります。どんな断熱材を使いどんな施工方法をとるのかは工務店や職人によって違いが出てきます。

長持ちする安心安全なお家をづくりを考えていらっしゃる方は、断熱材についても色々調べていただくことが大切かと思います。

新築住宅では、最低でも30年以上壁の中に結露がない状態にしておかないといけないと思います。

 

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