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棟上げの日の工程

こんにちは。甲賀市信楽町で新築・注文住宅を行っています、

㈱森工務店で一級建築士兼大工をしております、森昌智です。

今日は私たちの棟上げの様子を書きます。

森工務店では土台据え(基礎の上に土台の木を設置、固定する作業)

を行った後に断熱材を窓上、窓下の寸法に合わせて加工を行ったり

制震構造であるため、制震テープを貼ったりと家を建てるまでに

行う工程が多々あります。この事前準備が重要で作業の良しあしで

気密が変わることもあるので丁寧に行い、その後、材料を搬入し

足場を設置してから上棟日を迎えます。ここまでが棟上げ前の準備ですね。

当日は7名くらいの大工さんで1~2日間で棟上げを行います。

いつもメンバーは同じなので役割分担が決まっています。

建物を組んでいく人や組んだ後、固定するためにボルトを入れる人、

建物のレベルを見ていく人など同じ仕事にみんなが群がらないように

分かれて作業していきます。チームワークが大切ですね。

柱には仕口といって固定していくために穴を掘ったりするのですが柱の欠損が多くなるため

柱を傷つけないよう柱と横架材をピンで接合しています。

柱を建てた後に横に横架材を入れていきます。

骨組みを作りながら気密処理も同時に行っていきます。

柱、横架材が交わる場所には気密テープを貼って家の中に外気が侵入しないよう

隙間に丁寧に気密テープを貼っていきます。

建てている時に外気側から気密処理しないと隙間の多い家になります。

こちらのお家は平屋建てなので小屋組を行ったあとに天井の断熱材を施工していきます。

100mmの硬質ウレタンフォームなので上に人が乗っても大丈夫です。

これがめちゃくちゃまぶしいです。

1日目の昼までがこの工程になります。

みんなで昼食

お昼には屋根断熱が入ってるので、屋根が出来ていて

最近はお施主様も含めてお家の中でお弁当を食べることも多くなりました!

お昼からは…

小屋の断熱を入れた後は屋根を組んでいきます。

屋根の骨組みが終わると木を流して構造用の合板を上に貼れば屋根は終了になります。

屋根と天井面との境が今回は断熱材が入っているところなので

天井面から下を気密処理していきます。

外壁の構造用の板を貼るところまでをこの棟上げの2日間で行い

その日のうちに屋根の防水紙を貼って次の日にサッシを付けます。

棟上げ2日間、晴れが続くと一度も雨が入ることなく躯体ができるので

晴れが続く日に棟上げを行っています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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